大正9年創業のはんこ屋入江明正堂。実印・銀行印・認印の違いについて解説します
人気記事
請求書や領収書には印鑑が必要?
婚姻届に使う印鑑は何でもいい?
長く使うために。印鑑の掃除・手入れの方法
お悩みの方必見。印鑑の材質の選び方
ご存じでしたか?印鑑ケースの朱肉は交換できます
横書きの印鑑の製作は可能?
印鑑の作成に掛かる時間
カテゴリ
印鑑
シヤチハタ
各種手続
豆知識
コラム
トップ
>
コラム
> 知っておくべき実印・銀行印・認印の違い
知っておくべき実印・銀行印・認印の違い
Tweet
カテゴリ[
豆知識
,
印鑑
]
実印・銀行印・認印について
株式会社入江明正堂です。まず初めにお伝えしたいのは、
実印・銀行印・認印を兼用しないで下さい
ということです。これはハンコを買ってほしいからではなく、兼用していると偽造されるリスクも、悪用された際のダメージも大きくなるからです。特に実印は、不動産の購入などの大きな資産を動かすときに使用する印鑑なので、実印を求められたときのみ使うという考えを持ちましょう。
そもそも実印・銀行印・認印とは
実印は、
役所で印鑑登録された印鑑
を指します。銀行印は金融機関の
口座開設の際に届け出た印鑑
。認印は
登録や届出をしていない印鑑
です。つまり、はんこ自体に実印・銀行印・認印という種類の違いがあるわけではなく、
登録や届出を行って初めて、実印・銀行印となる
のです。印章店で実印と紹介しているのは、実印「向けにお作りするハンコ」という意味なので、実印として購入した印鑑を銀行印として使うことは出来ますし、認印として購入したものを印鑑登録して、実印にも出来ます。が、それぞれの用途に応じてしっかり使い分けることを推奨します。
実印・銀行印・認印の選び方
実印・銀行印・認印は、それに適した材料や印面の構成、文字があります。例えば実印の場合、使用頻度は低いため最も重視すべきは防犯。そのため
既製の文字(パソコンに入っているフォントなど)を使うのはもってのほかです
。偽造防止のため、職人による手書きの文字で、文字の一部が枠に接するなどの工夫を施しましょう。
銀行印もまた実印同様に防犯を重視すべきです。既製の文字で作成しますと、偽造の恐れがあるので、必ず印章店で防犯を意識した構成の印鑑を作成しましょう。そして認印ですが、どこにも登録や届出をしないため偽造の恐れもなく、既製の文字で十分です。むしろ重視すべきは印材で、使用頻度が高いことから、落下による欠損の可能性が高いため、衝撃に弱い象牙・石は控えるべきです。牛角や柘を使いましょう(もちろん気に入った印鑑を持つのが一番なので、落下に細心の注意を払って使うなら問題ありません)。
またサイズに関しては、
実印を最も大きく、認印を最も小さく作るのが一般的
です。実印は氏名で作成される方が多く(女性の場合は名前が多い)、また銀行印との見分けを容易にする必要があるため、通常他の印鑑より大きく作成します。認印は押印する対象が幅広いので、小さめのサイズが一般的です。
印鑑は用途に応じた使い分けを
このように実印・銀行印・認印はその役割に応じて文字・サイズ・材料の選び方が違います。実印を認印として使用したり、認印を銀行印として使用すると偽造のリスクが高まりますので、兼用している方はこれを機に用途に応じた印鑑の使い分けを行いましょう。
オンライン接客サービスはじめました
LINEを活用した「オンライン接客」サービスをはじめました。実際にお店で話を聞き、商品を選ぶように買い物ができるので、ホームページから注文するのも、ちょっと不安な方におすすめです。
気になる方は右の画像をクリックしてください。
その他のコラム
この記事を読んだ方はこちらの記事も読んでいます。
実印を紛失したとき行うべきこと
カテゴリ[
各種手続
,
印鑑
]
実印の紛失に気付いたら行うべき手続について説明します
銀行印を紛失したとき行うべきこと
カテゴリ[
各種手続
,
印鑑
]
実印の紛失に気付いたら行うべき手続について説明します
印鑑・印章・はんこ。何か違うの?
カテゴリ[
豆知識
,
印鑑
]
実はあまり知られていない。印鑑・印章・はんこの違いについて
印鑑の書体の選び方にお困りの方へ
カテゴリ[
印鑑
]
印鑑の書体の選び方とお勧めの書体を紹介します
印鑑の作成に掛かる時間
カテゴリ[
印鑑
]
印鑑の種類別に作成に掛かる大まかな時間を説明します