株式会社入江明正堂です。数ある印材の中でも最高級品とされる象牙。何となく高級な気はしますが、何故と聞かれると答えに詰まる方が多いと思います。そこで今回は、象牙が高級品と呼ばれる理由や、象牙印鑑の品質の見分け方について解説いたします。実印や銀行印、会社用の印鑑の購入を検討されている方は、是非ご覧ください。
象牙が高級とされる理由
象牙とは、キバ状に発達した象の門歯のことを指します。その材質は適度な軟らかさがあり、細やかな細工が可能な性質でありながら、しっかりとした耐久性を持つ特徴があります。高級感漂う色合いも特徴的で、古来より様々な工芸品の材料として愛されてきました。
象牙は中心層・中皮層・外皮層から成ります。中心層とは、象牙組織の緻密さ、均一さ、全体の色合いなど最上の部分で、1本の牙より少量しか加工出来ない最も希少性が高い部分です。中皮層はその外側で、多少の組織の荒さはありますが、印鑑材料としては十二分に使用できます。外皮層は芯から最も遠い部分で、全体に組織の荒さが目立ち、硬度の高い部分と低い部分の差が大きいため、頻繁に使用する場合、硬度の低い部分から磨耗し、印影に変化が生じる可能性があります。言うまでもなく芯に最も近い中心層が最も高価で、印材としても最適です。
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